新エンジニアもどきからの脱出法

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Jupyter notebookからSASを動かす

モチベーション

SASpyというPythonとSAS9.4をつなぐものがあるわけですが

Pythonのコードに不慣れな方もいるため、その人たちのために

SASコードを実行したいということがあります。
github.com

PythonのコードでSASを動かす方法は別の記事に書くとして
ここでは直接SASのコードをJupyterで実施する方法について書いていきます。

実際に参考にしたもの

Jupyterで動かす手順について、個人的にわかりやすかったのが 
以下のリンク先だと思います。

https://communities.sas.com/t5/SAS-Communities-Library/Installing-SASPy-Kernel-for-Jupyter-Notebooks-and-Jupyter-Lab/ta-p/464873

 

要は

Anaconda3の環境上で動かすことを想定しており、

sas_kernelをpipでインストールして→condaがぶっ壊れるのでcondaに変えようとしている。

sascfg.pyというコンフィグファイルを同じディレクトリにコピーして

sascfg_personal.pyというファイルを作成して編集する

(そんなことしなくてもいいけど)

 

その編集の中身にSASに関連するJARファイルと呼ばれるJavaコードの記述を追加する必要があるということです。

 

途中のクラスパスの元ネタがよくわからなかったのですが

ここにあることがわかりました。絶対に気づかないわ。

sassoftware.github.io

要はこの5つのJARファイルを読み込む必要があるようです。

(ファイルパスの区切り文字は「\\」で書かないといけないので)

(SASHome\\SASDeploymentManager\\9.4\\products\\deploywizで始まるディレクトリ\\deploywizにある)

log4j.jar

sas.core.jar

sas.security.sspi.jar

sas.svc.connection.jar

(Anaconda3を入れている場合はAnaconda3\\Lib\\site-packages\\saspy\\java\\にある)

saspyiom.jar

 

環境変数の追加も必要です。

sspiauth.dllというライブラリを入れる都合上

C:\Program Files\SASHome\SASFoundation\9.4\core\sasext

をシステム環境変数のPathに追加する。

以下の図のようにSASのコードをJupyterで実行できます。

sashelp実行結果画面

sas動かしてみた