Jupyter notebookからSASを動かす
モチベーション
SASpyというPythonとSAS9.4をつなぐものがあるわけですが
Pythonのコードに不慣れな方もいるため、その人たちのために
SASコードを実行したいということがあります。
github.com
PythonのコードでSASを動かす方法は別の記事に書くとして
ここでは直接SASのコードをJupyterで実施する方法について書いていきます。
実際に参考にしたもの
Jupyterで動かす手順について、個人的にわかりやすかったのが
以下のリンク先だと思います。
要は
Anaconda3の環境上で動かすことを想定しており、
sas_kernelをpipでインストールして→condaがぶっ壊れるのでcondaに変えようとしている。
sascfg.pyというコンフィグファイルを同じディレクトリにコピーして
sascfg_personal.pyというファイルを作成して編集する
(そんなことしなくてもいいけど)
その編集の中身にSASに関連するJARファイルと呼ばれるJavaコードの記述を追加する必要があるということです。
途中のクラスパスの元ネタがよくわからなかったのですが
ここにあることがわかりました。絶対に気づかないわ。
要はこの5つのJARファイルを読み込む必要があるようです。
(ファイルパスの区切り文字は「\\」で書かないといけないので)
(SASHome\\SASDeploymentManager\\9.4\\products\\deploywizで始まるディレクトリ\\deploywizにある)
log4j.jar
sas.core.jar
sas.security.sspi.jar
(Anaconda3を入れている場合はAnaconda3\\Lib\\site-packages\\saspy\\java\\にある)
saspyiom.jar
環境変数の追加も必要です。
sspiauth.dllというライブラリを入れる都合上
C:\Program Files\SASHome\SASFoundation\9.4\core\sasext
をシステム環境変数のPathに追加する。
以下の図のようにSASのコードをJupyterで実行できます。